50代になってなんか気力とかが薄れてきてるけどどうしたらいいのか具体的に対策を考えてみたい

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これまで40代までは、やりたいことがあれば「とりあえず動こう」という気持ちで自然と行動できていた。仕事でも趣味でも、頭に浮かんだアイデアを形にするために、特別な計画を立てずとも体が動くことが多かった。しかし、50代に差し掛かってから、なぜか「面倒くさい」という感情が先に立ち、すぐに行動に移せなくなってきた。何か新しいことを始めようと思っても、どこか億劫で、足踏みしてしまうことが増えたのだ。なぜこうなったのか、じっくり考えてみると、いくつかの原因が浮かび上がってくる。

1. やりたいことが減ってきた

若い頃から、やりたいことは比較的やってきたつもりだ。もちろん、経済的や時間的な制約で実現できなかったこともある。たとえば、海外旅行や大きなことに挑戦するようなことは、金銭的・時間的な余裕がなければ難しい。それでも、そもそも私がやりたかったことは、そんな壮大な夢というより、日常の中で「これやってみたい」と思ったことをコツコツと実現していくようなものだった。仕事で新しいスキルを学ぶ、趣味で新しいことに挑戦する。そうした小さな「やりたいこと」を、それなりに叶えてきた自負はある。

ところが最近、そうした「やりたいこと」がめっきり減ってきた気がする。新しいことに挑戦したいという情熱が、どこか薄れてしまった。単に「探そうとしていない」だけかもしれない。日々のルーティンに流され、意識的に新しい刺激を求めなくなったことが原因かもしれない。あるいは、人生の半ばを過ぎた今、これまでやってきたことの積み重ねで満足感を得てしまい、新たな目標を見つけづらくなっているのかもしれない。この「やりたいことの欠如」は、行動力を鈍らせる大きな要因のように感じる。

2. 体力・気力の衰え

あまり年齢のせいにしたくはないが、正直に言うと、体力や気力が若い頃と比べて明らかに落ちてきた。朝起きて「よし、今日も何かやるぞ!」というあの漲るようなエネルギーが、どこか消えつつある。たとえば、週末に遠出して新しい場所を探索しようと思っても、「準備が面倒」「疲れそう」と考えると、つい家で過ごすことを選んでしまう。

一般的に言っても、50代になると体のホルモンバランスの変化や肉体的な衰えが顕著になるという。周囲を見渡しても、同世代の友人や知人の中には「最近、疲れやすくなった」「昔みたいにガンガン動けない」とこぼす人が多い。医学的な観点からも、加齢による筋力低下や代謝の変化、ホルモンバランスの変動が影響しているのは間違いないだろう。こうした体の変化が、行動力を下げる一因になっているのは明らかだ。とはいえ、これをただ「歳のせい」と諦めたくはない。体力や気力を維持する方法を模索しながら、少しでも活動的な自分を取り戻したいと思っている。

3. 「死」をリアルに感じるようになった

若い頃、たとえば小学生のときに、同じ学年で亡くなった同級生がいた。その子は個人的な知り合いではなかったが、姿を見たことはあった。先生からその子の死を聞かされたとき、驚くべきことに、特に悲しみを感じなかった。何も感じない自分に、むしろ驚いたことを今でも覚えている。あの頃は、死というものがどこか遠い、抽象的なものだった。

しかし、50代になった今、死はとてもリアルなものとして感じられるようになった。特に最近は健康への関心が高まり、YouTubeやSNSでがんや重い病気に関する動画を見る機会が増えた。おすすめに上がってくる動画には、残念ながら最終的に亡くなってしまった方のものが含まれていることも多い。視聴回数が多いのは、そうした動画であることが多く、何とも言えない複雑な気持ちになる。がんという病気が年齢的に身近なリスクとして感じられるようになり、「自分も突然診断されるのではないか」という不安が頭をよぎる。実際にはまだそのような診断を受けたわけでも、兆候があるわけでもない。それでも、動画で「突然の診断」「実は以前から自覚症状があった」といった話を聞くと、死への不安が不気味な影のように心に居座る。こうした不安が、行動を起こす前の「考える時間」を長くし、結果的に動き出すのを妨げているのかもしれない。

4. 経済的な不安が行動を制限

行動するには、どんなことでも初期投資が必要だ。散歩や読書のようなお金のかからない活動もあるが、私がここで言いたいのは、もっと積極的な行動のことだ。たとえば、旅行に行くための交通費や宿泊費、新しい趣味を始めるための道具の購入、誰かと会うための外食やイベント参加の費用。そうした「思い切った行動」には、どうしてもお金がかかる。

しかし、最近は「節約したい」「無駄遣いは避けたい」という気持ちが強く、なかなか行動に移せない。貯金を切り崩して生活することを考えると、どうしても「本当にこの出費は必要か?」と自問してしまう。この経済的な不安が、行動に強力なブレーキをかけている。もし、仕事で安定した収入があれば、この不安は軽減されるかもしれない。実際、生き方に関する本を読んでみると、アクティブな人は「いつまでも仕事を続けるべき」と説く一方で、「足るを知る」系の著書では、お金をかけずに楽しむライフスタイルが提案されている。どちらか一方が正しいというわけではないが、今の私には、もう少しお金を使って行動範囲を広げるほうが、精神的にもプラスになるのではないかと感じている。

5. これからの行動に向けて

50代になってからの行動力の変化は、確かに戸惑うことも多い。しかし、これは人生の新たなフェーズに差し掛かった証なのかもしれない。やりたいことを見つける努力を怠らず、体力や気力を維持する方法を探し、経済的な不安ともうまく向き合いながら、自分なりのペースで動き出したい。たとえば、週末に小さな旅行を計画してみる、新しい趣味に挑戦してみる、単発でもいいので仕事の機会を増やして収入の不安を減らす。そうした小さな一歩が、きっと次の行動への原動力になるはずだ。

今はまだ、面倒くさいという気持ちや不安が先に立つこともある。でも、かつての「とりあえず動こう」という自分を思い出しながら、少しずつでも前進していけたらと思う。50代は、まだまだ新しい可能性に挑戦できる年齢だ。何とか動けるようにやっていきたい。

この記事を書いた人

50代独身男です。仕事をするかしないか、何をするか悩み中。

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