50代になって感じる「行動力」の変化とその理由

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これまで、40代までは「やりたいことがあればとりあえず動こう」という気持ちで、自然と行動に移せていた。ところが、50代に差し掛かり、ふと気づくと「面倒くさい」という感情が先に立ち、すぐに行動できなくなっている自分がいる。なぜこうなったのか、考えてみると、いくつかの原因が見えてきた。

1. やりたいことが減ってきた

若い頃は、仕事でも趣味でも、思いついたことはそれなりにやってきたつもりだ。経済的・時間的な制約で実現できなかったこともあるが、そもそも壮大な夢を追いかけるタイプではなく、小さな「やりたいこと」をコツコツと実行してきた。それが最近、ふと「やりたいこと」が減ってきた気がする。単純に新しいことに目を向けて探そうとしていないだけかもしれないが、以前のようなワクワク感が薄れているのは確かだ。

2. 体力・気力の衰え

年齢のせいにはしたくないが、どうしても体力や気力が若い頃とは違うと感じる。活動力とでも言うべきものが、明らかに衰えてきている。一般的に見ても、50代になると多くの人が似たような状況に直面しているようだ。体のホルモンバランスや肉体的な変化が影響しているのは間違いないだろう。以前は気にも留めなかった小さな疲れが、行動をためらう理由になっているのかもしれない。

3. 死をリアルに感じるようになった

若い頃、たとえば小学生の時に、同じ学年の子が亡くなったことがあった。直接の知り合いではなかったが、姿を見たことはあった。その子の死を先生から聞かされた時、特別悲しいとは感じず、むしろ何も感じない自分に驚いたことを覚えている。だが最近は、健康への関心が高まったこともあり、がんに罹患した人の動画を目にする機会が増えた。おすすめ動画には、亡くなってしまった方のものが多く、視聴回数が多いことに複雑な気持ちになる。年齢的に、がんになる可能性が現実味を帯びてきた。まだ診断されたわけでも、兆候があるわけでもないが、突然の診断で「死」が一気に身近になるケースを動画で見ると、不安が頭から離れない。常に不気味な影のように、心のどこかに死への恐怖が居座っている。

4. 経済的な不安が行動を制限

行動するには、趣味でも仕事でも初期投資が必要だ。散歩のようなお金のかからない活動もあるが、ここで言いたいのは、交通費や宿泊費、物品購入、人と会うための出費など、もっと積極的な行動のことだ。こうした行動にはお金がかかるが、最近は「節約したい」「無駄遣いは避けたい」という気持ちが先に立ち、動き出せなくなっている。ある程度の収入があればこの不安は解消されるのかもしれないが、貯めたお金だけで生活していくという意識が、行動に強い制約をかけている気がする。

どう生きるか、模索する日々

いくつかの本を読んでみると、アクティブな人は「いつまでも仕事を続ける」ことを勧めている。一方で、「足るを知る」系の著書では、お金をかけずに楽しむ生活が推奨されている。どちらが正しいというわけではないが、今の自分には、もう少しお金を使って行動範囲を広げるほうがいいのではないかと思っている。節約志向も大切だが、行動することで新しい発見や喜びを見つけられる可能性もある。50代という節目を迎え、改めて自分の生き方を見つめ直したい。

この記事を書いた人

50代独身男です。仕事をするかしないか、何をするか悩み中。

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