なぜ人は勉強するのか

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勉強の目的を考える

人が勉強する理由を一言で言うなら、「自分の自由を手に入れるため」だと思う。いい大学に入って、いい会社に就職するといった単純な目的のためだけではない。やりたいことが明確にあるなら話は別だ。例えば、野球選手、サッカー選手、寿司職人、大工など、具体的な目標があるなら、中学卒業後にその道を突き進むのも一つの選択肢だ。高校に進まず、専門スキルを磨く道も十分に意味がある。

ただ、やりたいことが特に定まっていない場合や、やりたいことがすぐにお金や生活に直結しない場合はどうだろうか。例えば、「1日中ゲームを楽しみたい」「世界一周旅行をしたい」「推し活に没頭したい」といった願いがあるとする。そうした趣味をYouTubeやSNSで収益化できれば素晴らしいし、それが夢への第一歩になるなら、とても魅力的な選択肢だ。でも、具体的な目標がまだ見つかっていないなら、勉強を通じて選択肢を広げるのが、結局のところ、自分のやりたいことを実現するための近道になると思う。

勉強の意義:選択肢を広げ、搾取を避ける

勉強の価値は、単に選択肢を増やすだけにとどまらない。世の中の仕組みを理解することで、資本主義社会の中で搾取されたり、騙されたりするリスクを減らせる。この世界は、賢い人たちが仕組みを作り、動かしている側面がある。知らないままだと、必要以上に働かされたり、お金を取られたり、搾取される可能性がある。勉強で世の中のルールやシステムを学べば、そうした状況に陥るのを避けられる。

これは、他人を出し抜こうとか、賢くなって騙そうという話ではない。国語、数学、英語、社会、理科といった5教科は、世の中や人間の本質を理解するための基礎だ。国語で論理や表現を学び、数学で分析力を身につけ、英語で世界とつながり、社会で歴史や経済の流れを理解し、理科で自然や人間の欲求を把握する。これらは、将来どんな本や学問を深く掘り下げる際にも必要な土台になる。

勉強はいつでも始められる、でも早めに取り組むメリット

勉強は、20代、30代、それ以降でも必要なら始めればいい。でも、やりたいことが特にないなら、早めに取り組んでおくと選択肢が広がり、自由に近づける。勉強は他人からの評価や承認を得る手っ取り早い方法でもある。スポーツや他のスキルがあれば別だが、特別な才能がないなら、勉強で自分の価値を証明するのも悪くない。

自分も昔、特別な能力なんてなかった。小学校の時は勉強が全然ダメだったけど、中学で少しずつできそうかなと思い始めて、高校で本格的に取り組んだ。誰かにすごく褒められたわけではないけど、勉強を通じて自己肯定感を少し得られた。大学に入って、その経験が何だかんだ役に立っている。学歴が全てではないし、絶対に必要というわけでもない。でも、この社会は、突出したスキルがないと、結局「勉強できるかどうか」で人を判断しがちだ。だから、とりあえず生きていくために勉強しておくのは、長い目で見て損はないと思う。

やりたいことがあれば突き進む

何度も言うけど、やりたいことが明確にあるなら、それに全力で取り組むのがいい。家族や友達に「今はこれがやりたいから勉強は後回し」と胸を張って言えるくらいの覚悟があるなら、それが一番だ。例えば、好きなアーティストを追いかけて推し活に全力を注ぎたい、ストリーマーになってゲーム配信で生きていきたい、といった夢があるなら、まずその一歩を踏み出してみる価値がある。周りが何と言おうと、自分の心が「これだ」と感じるなら、その声に耳を傾けてみるべきだ。失敗しても、そこで学んだことは無駄にならない。やりたいことを追いかける中で、必要なら後から勉強を取り入れればいい。今はネットに無料の学習リソースがたくさんあり、知識はどこでも手に入る。

もし「まだ何がしたいか分からない」とモヤモヤしているなら、勉強に取り組むのも悪くない選択だ。勉強は自分探しの旅のようなものだ。いろんな知識に触れる中で、意外な興味や「これが自分のやりたいことかもしれない」というヒントが見つかるかもしれない。少なくとも、世の中のルールや仕組みを知ることで、夢を追いかけるときに「どうやって進めばいいか」が見えてくる。やりたいことが見つかるまでの時間をつなぐ意味でも、勉強は悪くない投資だと思う。どの道を選ぶにしても、自分の人生を切り開いていく人を応援したい。

この記事を書いた人

50代独身男です。仕事をするかしないか、何をするか悩み中。

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